二人の身内のおはなし

二人の家族をはじめとする、身内のおはなしをテーマに対談をしてもらいました。

うじざねクンはその後どうしてたの巻

うじざねクン 今回の話題は、私のことだよ。

のぶしげクン そうだよね。桶狭間で、親父さんが討たれて以降、どうなったかあんまり伝わってないよね。

うじざねクン そうそう。親の仇も討たないやつとか言われた。あの時点でさ、23歳なわけよ。かぞえで。やっとね、思うように歌も詠めるようになってきた頃だし、鞠も思い通り操れるようになってきた頃だったんだよ。それをさ、いきなり家督を告げとか言われて、困ったね。まさか父上があんな形で討たれるとか思ってもいなかったから。

のぶしげクン なんか、すっごく、愚痴ばっかりのような気がする。

うじざねクン 愚痴なんだけどね。その時も、周りの家臣たちが結構頑張るからとか言ってくれたんだよ。ばあちゃんがさ、とってもやり手だったので、面倒見てくれてたんだよね。父上の前の代って、私のおじさんなんだけど、その時から後見していたみたいでさ。でもね力強く言ってたやつらがどんどん離反して行っちゃったね。一応私も頑張って籠城とかしてみたけど、なんせ相手はよーく知ってる信玄さんやもとちゃんだよ。結局なんやかんやで、負けるよね。父上亡き後は、最強軍団だよね。それで持ちこたえられず、戦国大名家としてのウチはなくなっちゃった。

のぶしげクン なんか、あっさり言ってるけど、それって大変なことじゃないの?

うじざねクン 大変は大変だけど、しかたないし。で、かみさんの実家である北条さんとこに身を寄せたんだ。ただうじやすさんがなくなると、なんか風向きが変わってきて、今度はもとちゃんとこの世話になることにしたんだ。

のぶしげクン あれっ、だって、攻め込んできた張本人でしょ。あのおっさん。

うじざねクン そう、でもね、もとちゃんは昔、世話してあげたんだ。うちを滅ぼしたっていうのもあって私を悪いようにはできなかったんだね。そのへんの心理を読むのはうまかったんだ。

のぶしげクン そうだね、いくさは下手だけど。

うじざねクン ・・・

※ばあちゃん:寿桂尼(?−1568)
 おじさん:今川氏輝(1513−1536)
 かみさん:早川殿(?−1613)
 うじやすさん:北条氏康(1515−1571)


真田さんちの事情とは?