大河を語る

乙未大晦



うじざねクン 今回は大河ドラマを語ってみたいと思います。

のぶしげクン どうして、うじざねクンが大河ドラマを語るの?主人公はオイラなんだけど。

うじざねクン せっかく相棒ののぶしげクンが主役になることもあり、大河ドラマについて、ちょっと話したくなって。実際、けっこう大河ドラマ見てるんだよね。
のぶしげクン へー、そうなんだ。でも大河って、うじざねクンの没落の元となった人たちが多く出てるでしょう。見ててムカつかないの?

うじざねクン 私ほどの境地にいたるとそのようなことも気にならなくなるものです。なにしろ、信ちゃんの前で蹴鞠を披露したことがあるぐらいだから、人間の大きさが分かるというもの。

のぶしげクン 卑屈って見方もあるよね。

うじざねクン まあその辺は置いといて。大河の話です。

大河隔年説

うじざねクン 大河ドラマって当たりはずれがあるよね。特に最近は隔年という感じで、いいのとそうでもないのとが交互に登場。

のぶしげクン オイラの時はどっちなの?

うじざねクン もちろんいい方。よかったね。
「篤姫」あたりからそれが始まったかな。だって大河ドラマってその人物の生涯を見たいのに、中途半端に終わられてもね。
例えば、78歳で亡くなる女性主人公を40歳ぐらいまで描いても、そのあと多くの活躍をした女性なのにね。今から面白くなるところで終わらせる構成って何なのでしょう。
同じく、87歳で亡くなった女性主人公は50近くまでしか描いていないのですよ。この後、教育に尽力をしていくのにね。
どちらもオリジナル脚本なのだから、原作に縛られているわけではないでしょ。
これだと誰の物語だか分りゃしないです。

のぶしげクン なるほど、生涯を描くってのは重要かも。ということで隔年説が正しいとすると、良かったのは「篤姫」「龍馬伝」「平清盛」「軍師官兵衛」ですね。

うじざねクン 「天地人」は頑張っていたとは思うけど、兼ちゃんってさ、言うだけ言っておきながら、結局ひでただクンの後ろを突けなかったしね。あれで挟み撃ちできたら、歴史も変わっていたろうに。


のぶしげクン それって、オイラが活躍するところだね。

うじざねクン それと、物語のラストシーンでおせんちゃんを助けるところもなぜか、兼ちゃんだったでしょ。それもかなり無理があると思うのだけど。

のぶしげクン 大河って、それ好きだよね。「歴史書には書いてないのでそのような事実がなかったとは言えない!」なんてわけのわかんない理屈でストーリー作っちゃうの。

うじざねクン そうなんだよね。いくらなんでも神君伊賀越えにおえよちゃんが同行するのはあり得ないでしょ。

のぶしげクン うじざねクンにかかれば、たいていの人は「ちゃん」付けだね。
ところで、うじざねクンは全作品を見てるの?

うじざねクン 全作品を見てるわけではないです。気合を入れて見たり、途中で見るの止めたり、途中から見たり、チョコチョコ見たり、まあ、そんな感じです。

うじざねクンが好きな作品

のぶしげクン なるほど。それで、どの作品が一番好きなの?

うじざねクン 真面目な話、最近で一番素晴らしかったのは「平清盛」です。ストーリーもよかったし、映像にも凝っていたし。清盛が出世していくたびに衣装とかが少しずつ高価になっていくんだよね。そのような細かいところまで気を使っていた。なぜこの作品が人気がなかったのか不思議です。
本当に素晴らしい作品でした。


のぶしげクン なるほどね。自分が出演したのは、どうなの?

うじざねクン 私自身が出演した「風林火山」か「武田信玄」と言いたいところだけど、いずれもよくは描かれていないからね。何しろ、アホ呼ばわりですから。あんまり気合を入れて見る気にはなれなかったね。
あの、小早川の秀ちゃんですら「天地人」の時は、割とかっこよく取り上げられてたのに!

のぶしげクン そのまんまを描いただけかもしれないけど。
えーと、「真田丸」はどのような見方をされるおつもりで?

うじざねクン もちろん気合を入れて見ます。なにしろのぶしげクンがアホ呼ばわりされることもないと思うので。

のぶしげクン わっはっは、おいらもそれを願っております。


兼ちゃん:直江兼続(1560−1619)
おせんちゃん:千姫(1597−1666)
おえよちゃん:崇源院(1573−1626)
小早川の秀ちゃん:小早川秀秋(1582−1602)