大河ドラマが描く時代

丙申元日


のぶしげクン ところで大河ドラマってどの時代の作品が多いのかな。
なんか戦国が多いような気がするけど、幕末も多いよね。

うじざねクン ドラマは時代の変わり目に起こるから、必然的にそういうことになりますね。
でも、主人公の一生を描くことも多いので、時代がまたがることもありますよね。
幕末から始まって、明治までかかるとか。

のぶしげクン 戦国時代もうちの兄ちゃんなんて、90過ぎまで長生きしたから、完全に江戸時代だよね。

うじざねクン 大河ドラマの時代区分からいうと、特にどの時代を重点を置いて描いたかで決まってくると思う。
多少独断は入っているけど、のぶしげクンの作品まで加味した分類は以下のようになりました。
戦国時代が、23作品で4割強だね。幕末は意外と少なくて、戦国のほぼ半分だよ。



のぶしげクン 平安時代までが意外と多いんだね。

うじざねクン そうなのだけど、義経が2作で平家が2作。それに北条政子と奥州藤原もそこに入るので、計6作。ほとんどがその時代ですね。
いわゆる平安末期から鎌倉初期ですね。武家社会への移行がテーマになっていました。
残るひとつは将門ですが、これも坂東武者のお話。

のぶしげクン どうして貴族社会や平安以前の話を描かないのかな?
紫式部や清少納言は今でも大人気なのに。

うじざねクン 摂関政治にしろ、聖徳太子にしろ、大化の改新にしろ面白い素材はたくさんあるのにね。
テレビ制作側にとって、タブーの登場人物が主役級で出ることになるからかな。
確かに、平清盛はそのタブーに挑戦するところがあったよね。
内容は素晴らしかったけど視聴率が伸びなかった一因かもしれない。

忠臣蔵は大嫌いです

のぶしげクン 江戸時代はどうなの?

うじざねクン 忠臣蔵が大好きみたいで、4作品もある。
ちなみに私は忠臣蔵は大嫌いです。

のぶしげクン へーっ、そりゃまたどうして?

うじざねクン なにしろうちの今川家と吉良家はいわば親戚だからね。
そもそも今川家は吉良家の分家から始まっているからね。しかも足利将軍家の流れなので、名門中の名門。

のぶしげクン なるほど、ご親戚でしたか。

うじざねクン 江戸時代にもお互いに高家として結びつきもかなり深かったもんね。
しかも、吉良義央は地元では素晴らしい名君だったそうだしね。
あんなに悪しざまに描くなどとはかわいそうにもほどがあります。
このあたりをきちんと書いたのが清水義範さんの「上野介の忠臣蔵」・・・名作です。

のぶしげクン 清水さんと言えば名古屋出身の文豪ですよね。

時代による時代の傾向


うじざねクン それはよいとして、大河ドラマは昭和と平成の違いを見てみると特徴が出ているね。
まずはこちらが昭和の27作品。


そして、こちらが平成の28作品。真田丸も入っています。


のぶしげクン 昭和大河と平成大河というわけだね。
何か、昭和ライダーと平成ライダーみたい。
でも、ちょうど同じぐらいの数なんだ。

うじざねクン そうなんだよ。のぶしげクンの作品をもって、平成が昭和を抜きました。でも、平成に入って2年間に3作ってのがあったので年月からすると今回がちょうど追いついたということになるね。

のぶしげクン 平成は戦国時代が凄いね。半数近くなんだ。

うじざねクン その通り!幕末も増えていて、とにかく戦国か幕末やってりゃいいだろ!という感じだよね。

のぶしげクン 昭和の方が明治以降は多かったのだね。

うじざねクン そう。時代が近すぎて今ひとつウケなかった作品が多いけどね。特に二次大戦を描いたのは不評でした。

のぶしげクン ところで、平成は、鎌倉・室町をやっているね。

うじざねクン そこは唯一評価できるところかな。
元寇と応仁の乱と太平記だね。
特に太平記はさっき話をしたタブーに触れているけど、あっさり名作だったね。

のぶしげクン でも、平成は隔年って話も出たけど、作品の出来の差が大きいと思うけど。

うじざねクン 脚本をはじめとするスタッフがどれだけその時代に詳しいかとか、思い入れがあるかとかでも決まると思うけど、やっぱり大きいのは主人公の魅力かな?

のぶしげクン その点からいうと、真田丸は大丈夫だな!