叔父上の立場というのは

丙申弥生五日



のぶしげクン  叔父上のあの一言は効いたね。「源次郎、おぬし、儂のようになりたいといつぞや申しておったな。これだけは言っておく。儂のようにはなるな!」

うじざねクン 真田信尹だね。四男坊だったけど、長篠の戦で長兄と次兄を同時に亡くしたため、この頃は昌幸についで上から二番目。

のぶしげクン  びっくりしちゃった。

うじざねクン そうだね。のぶしげクンが行ったのは調略で、今回のタイトルだよね。だけど叔父さんがやったのは謀略だもんね。自分みたいにはなるなっていう意味は深いよね。もちろん真田まーくんこと昌幸の命によるものだけどね。

のぶしげクン  春日さん、いい人だったのにね。

うじざねクン 春日信達別名高坂昌元、おやじさんは有名な高坂弾正、武田四天王のひとりだよね。

のぶしげクン  いくら戦国の世とはいえ、かわいそうだった。

うじざねクン のぶしげクンも加担していたのだけれどね。

のぶしげクン  まあね。

スピード感あふれる大河ドラマ!

うじざねクン 巷の噂によると「真田丸」は好評だそうだね。その要因はスピード感があふれるというもっぱらの噂だけど、実際そうかな?

のぶしげクン  戦国物は必ず本能寺の変をやるそうだよ。

うじざねクン そんなことはないよね。のぶしげクンと信長くんは基本的には関係ないものね。だったら、のぶしげンクンを描くストーリーでは本能寺の変は描かないのは当然。準主役のようになっている家康くんの伊賀越えなんかはしっかり描いているしね。これをかなりしっかりときちんと描いた作品はあんまりないでしょ。

のぶしげクン  そうだね。足手まといの8歳の女の子なんてついてきていないしね。

うじざねクン 子供では絶対無理な神君伊賀越えでした。

のぶしげクン  実際は詳しく描いているのでなかなか話が進まないよね。スピード感があふれるような雰囲気のある演出と言った方がいいかも。ただ、よく見ると天正壬午の乱を詳しくやっているので、ちんたらしている印象もあるよ。

うじざねクン なにしろ、ドラマがスタートしたのが武田氏滅亡の直前なので天正年の2月とか3月でしょ。
今が、同じ年の7月なので、まだ半年しか経過していませんね。

のぶしげクン  放送開始から2カ月で、時間の経過は半年だね。

うじざねクン そしてどこまで描くかと言うと、のぶしげクンが亡くなるまで。これって、あと30年以上も先だよね。今のペースで行くと、1年を描くのに4カ月ということになるよね。そうすると30年を描くのには120カ月になる。

のぶしげクン  120カ月と言うのは10年だよ。10年間、ずっとオイラの物語を続けるというのも、興味あるね。

うじざねクン まあ、そんなことは絶対にない!次にのぶしげクンが活躍するのは関ヶ原の時の上田合戦と、大坂の陣だよね。

のぶしげクン  それ以外は活躍していないみたいだね。

うじざねクン 実際がそうだからしょうがない。ある日突然「あれから15年の月日が経ちました」なんてナレーションが入って関ヶ原になったりして。

のぶしげクン  うん、なんか嫌な予感。

うじざねクン そのあとしばらくして「あれから15年の月日が経ちました」と有働さんが言って、大坂の陣になったりして。

のぶしげクン  それって、シャレになんないなぁ。

非難の声もあるらしい


うじざねクン 「真田丸」には非難の声もあるらしいね。

のぶしげクン  「コメディーの要素が強い」「現代語が多い」とかでしょ。

うじざねクン しかたないよね、それは。だってコメディーだもの。

のぶしげクン  えっ、コメディーなの?

うじざねクン 明らかにコメディーとして作っているよね。たまに真面目なシーンもある。三谷さんの脚本だからコメディーなのは当たり前。それ故に現代語が多くても当たり前。たたり前のことを非難されてもしょうがない。毎回登場する女子トークは、おもしろいと思うけどね。

のぶしげクン  確かに女性陣が強烈と言えば強烈だよね。